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地獄の沙汰も・・・ [インドネシア]

なんとも割り切れない話・・。

新聞の見出しは「暴走事故の被告に猶予 LSD服用し4人死なせる」  

今年1月、LSDを服用したまま車を運転し(正確にいうと、自分の車の運転手のハンドルを奪い暴走させ)、オートバイ8台と車2台に激突して4人を死亡させた23歳の被告に対し、南ジャカルタ地方裁判所は「禁錮1年6か月、執行猶予2年(求刑・禁錮2年6か月)と罰金1千万ルピア(約100万円)の判決を言い渡した。判決によると、「被告は被害者に謝罪補償金を払っており、本人も深く反省している、として猶予を認めた。」 被告は当時大学生でサンフランシスコの大学に留学、インドネシアに一時帰国中だった。 

 この新聞記事が言いたいことは、「そもそもなんで求刑が禁錮2年6か月なの? さらに、なんで執行猶予付いちゃうんですかね?」ということでしょう。今年4月には麻薬密輸の罪で外国人7人を含む8人が死刑になったばかり・・。執行猶予が付いた理由は推して知るべしなのです。どんな車に乗っていたかは知りませんが、おそらく補償金全額や罰金よりも車の価格や被害者以外の人に払った金額の方が高かったのでは? 

 「目には目を、歯には歯を」といいますが、「目にも歯にも金」。お金さえあれば被害者(家族)の納得だけでなく、警察、司法の判断さえも曲げられる、まさに「地獄の沙汰も金次第」の世界なのです。こうしたなかで、民衆、特に貧困層の怒りは蓄積し、爆発するのではないでしょうか?

 


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