オランダのエコに感じたこと [ただいま休暇中]
オランダ(といってもほぼアムステルダムだけ)では、市民のエコな暮らしぶりが目に付きました。
まず、自転車・・。
とにかく自転車の数が多いです。
というか、逆に自家用車の数が極端に少ないです。規制されているのかな?
市内には、歩道、自転車道、車道兼電車道が整備されています。
慣れない観光客は、ついつい自転車道を歩いてしまいがちなので注意が必要です。
こんな感じです・・・。
結構なスピードで自転車が駆け抜けますし、バイクも通りますので要注意ですね。
そして、皆さん乗っている自転車が重厚です。
正直言って「重たいだろうなぁ・・」と・・。たぶん25kg〜30kgはあるのではないかと・・。
前と後ろにどでかい荷台が付いていて、牛乳配達か、新聞配達か・・、いやもっとそれ以上??
子供を載せる自転車もいろいろあります。
こんなのが、街中をビュンビュン走ってます。
オランダ人の体力には驚きます。
中にはこんな変わりダネも・・。
これ、横向きに向かい合わせに座っている人はペダルをこいでいます。
そして、一番前に立っている人が舵取り、そして最後部に座っている人は・・、生ビールを注いで、こいでいる客(?)に配っているようです・・。つまり、動くバーなんですね。
「働かざる者飲むべからず」なのか、「自転車操業」なのか・・・。
まぁ、「軽量化して楽に・・」なんてことよりも、「実用的で楽しいこと」を追求する国民性なのでしょうか?
一方、オランダのエコ度はかなり本格的で、街角にはいたるところに電気自動車の充電ポイントがあります。
写真左側の2台は「カーシェア」の車らしく、2人乗りでコンパクトです。
この女性、颯爽と出かけていきました。
また、オランダと言えば、風車が有名ですね。
上の写真はベルギーに向かう列車の中から撮った一枚ですが、こういう風車は普通にあります。もちろん発電用ではないですが・・。
そして、花卉栽培をする温室の奥には、近代的な風車が立ち並びます。(ちょっと見えにくいですが・・)
重い自転車をこぐことは厭わず、自家用車通勤をやめ、自身の体力と公共機関を利用する・・。
こういうライフスタイルが、太陽光、風力など、クリーンエネルギーによる社会維持を実現させることの基本なのでしょう。
地理的にも思った以上にこじんまりとしたアムステルダムだからできることかもしれません。
なにせ、東京は広すぎ、人が多すぎます。
原発を作るにしても、ヨーロッパのように地震の少ないところであればいいのでしょうが、人口過密の地震国日本に原発を作ること自体、間違っているように感じます。あんなに地震が多いのに、原発を多く持っている国は他にあるのでしょうか?
いずれにしても、日本の社会経済構造、抜本的に見直すことが必要と感じます。特にヨーロッパを見るとそう思います。
東京でいきなり始めようとしても無理でしょうが、どこか、地方都市で「エコ特区」できないのでしょうか? 札幌では「ポロクル」なんていう試みもやっているようですが、冬がちょっとキツイかな・・。
ダカール市の断水は、応急措置が効を奏して先週初めに水が出るようになったそうですが、こんな不便な暮らしに比べれば、日本の社会生活インフラの信頼性はスゴイですね。
もう、日本人は不便な暮らしには我慢ができないのかな・・。
考えさせられます。
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