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リコーダーの旅 [ただいま休暇中]

10月6日に行われたフランダース・リコーダー・カルテットのコンサートは、「FRQ with frieands」とサブ・タイトルにあるように、FRQの4名とチェロ、ビオラ、バイオリン2本、そしてチェンバロが加わったものでした。
さしずめ「ランチ・タイム・コンサート」とでもいった感じで、11時半から12時半までの1時間の短い時間でしたが、とても感動しました。ブランデンブルク協奏曲第4番、よかったです。
プログラムはこちらです↓ 

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実は、コンサートにはぎりぎりセーフのタイミングで間に合いました。
会場のMerksemは、アントワープの郊外で、トラムという電車で行けます。
乗り換え案内で調べていたので、簡単に行けるとタカをくくり、朝遅めにホテルを出て、アントワープ市内の「小鳥の市場」を散策して、10時半ころトラムの駅に向かったのですが、そのトラムがなかなか来ないこと、来ないこと・・。
会場に着いたらサロンにはもう誰もいず、受付の人に、名前を確認してもらうかもらわないかのうちにホール内へ。
席に着いた瞬間にメンバーの入場でした。

あっという間の1時間でした。
コンサート終了後は、サロンに用意されたシャンペンなどの飲み物と、ビザやサンドイッチなどの軽食が振る舞われました。

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よくよく見ると、お年寄りばかりです。
いったい、このコンサートはどのようなコンサートだったのでしょう?
老人クラブ慰問???

わずか12ユーロのチケットで、こんな飲み物や軽食も出していただいて・・。
もちろん、アジア人はほかにはいませんでした。

そう、この1時間のために、はるばるやってきたのです。

でも・・・、遅れて間に合いそうもないと気づいたときには、ふと、「いや、コンサートが聞けなくてもいいや」とも思いました。FRQはこうして自分をアントワープに呼んでくれたのですから・・。

FRQが、リコーダーがなければ、去年のバンベルクにも、今年のアムステルダム、アントワープにも行くことはなかったでしょう。
そして、このわずか1週間足らずの旅行で得られたものは、とても大きかったのです。

いま、寄港地リスボンの空港でこの記事を書いています。

ツイッターでも書きましたが、乗り継ぎ時間を利用して、リスボンの街に出かけました。
そして、海近くのコメルシオ広場の近くでリコーダーを演奏する少女がいました。

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(本人に許可をもらって撮影、掲載してます)

そう、「鼻2本リコーダー」です。

演目はFRQには及びませんでしたが、私は2ユーロのコインを彼女の前に置きました。
FRQとFriends計9人で12ユーロ、彼女一人に2ユーロ。
「リコーダーの旅」の最後にリコーダーを聞かせてくれた彼女へのささやかなお礼です。

(旅行の小話は引き続き書きます)


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