手稲山で熊に遭遇!? [北海道]
さて、先日アップした手稲山登山の帰り道、実をいうと下山に失敗しました。
往きは平和の滝登山口から登り、帰りは以前登ったことのある西野ルートを下山しようと思い、まずはスキー場側に下りました。
しかし、そもそもこれが失敗のもと。以前登ったのはもう20年以上も前のこと、すでにその登山コースはなかったのです。
女子大回転コースから男女回転コースに抜けるスキー場管理用道路に入り、途中で右折してスキー場の作業道をややしばらく歩いていると、突然左側の笹藪、しかも5mくらいのところ(たぶん)で、
「ドーン」という音とともに笹藪が揺れ、2~3羽の鳥が、「バタバタッ」と飛び立ちました。
「うわっ、これは熊じゃないか・・?」と思い焦って先を急ぐと、そこから50mくらい進んだ道の真ん中に写真のような「熊のフン」がありました。
湯気こそ立ってはいなかったものの、どうみても新しいそのフン・・・。
靴をスケール代わりにしてしっかり写真を撮り先を急いだのですが、途中でその作業道は立ち消えとなりました。
「ブッシュこぎで降りるか・・・」と一瞬考えたものの、「もし迷ったら・・・。もし、熊に出くわしたら・・」、と考えると恐ろしくなり、結局そのルートでの下山は断念し、来た道をおそるおそる戻りました。
結局3回ほど他のルートを探索しましたが見つけることができず、そのままスキー場を抜けて、手稲オリンピア方面まで下りました。
運悪く、路線バスは8月15日までで運行停止、あえなく延々と歩く羽目となったのでした。
その日の夜、行きつけの居酒屋(渓流釣りの師匠の店)に行き、お客さんを含めいろいろな人に写真を見せましたが、一同一様に、
「これは熊のフンに間違いない。しかも随分新しい。下手すると30分以内くらいのフンだ。」、と言われました。
今朝、車で西野側の「見つけられなかった登山道の上り口」に行ってみましたが、かつて登山道入り口にあった札幌市の「わんぱく公園」というキャンプ場はすでになく、登山道も跡形もなくなくなっていたのでした・・。
もし、あのとき下山を強行していたら、いまごろこのブログはアップできなかったかもしれないのでした・・・。
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