夕焼け・・、1日の終わりが見せる美しさ [セネガル]
今日は夕陽がとてもきれいだった。
帰宅して寝室の窓を開けると、ダカール商港は夕焼けに染まっていた。
同じアフリカで仕事をしている私のいとこが紹介されたニュースの静止画像を2枚ほど送ってきたのだ。
90才の父親が、デジカメやらパソコンやらを駆使して送ってくる写真はどれも「懐かしさ」を感じるものばかりだ・・。
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父は厳しく、子供の頃は随分殴られたが、それは自分が悪いことをしたからであって、そのことを自分は十分知っていたから決して父親を恨むことはなかった。母親は、私がどんなに「助けを求める視線を投げかけても」、父が私を叱り終わるまでじっと黙って見たいたが、そのあとには必ず優しく私を諭し(父親の鉄拳の意味を私に言い聞かせ)、最後にはいつもなにか温かいたべもの(たとえばインスタントラーメン)を出してくれた。
「確固な、一枚岩の両親」ほど子供にとって心強いものはないのである。
そんな両親を子供の頃からずっと尊敬してきた。
今、私のことを、「〇〇君」と、「君づけ」で呼ぶ父からは、往年の「陸軍将校」の面影は想像もできない(自分もそのころの父は写真でしか見たことがない)けれど、いつも、自分の年齢のころの父を思い浮かべては、「自分も頑張らなければ・・」と思っている。
セネガルに赴任する前に実家を訪ねた際に、
「2年か・・、3年ならオレも保たないぞ」、と父は言った。
「いや、100まではいけるだろうから、お父さんが98くらいになったら考えるよ。」と言って私は実家を後にした。
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「残された時間はあまり長くないかもしれない」、そう思っていつもすぐにメールの返信を書く。
このブログのことは両親も知らないが、なぜか教えるのはちょっとためらう・・。
セネガルに来て4ヶ月が過ぎた。
24ヶ月はおそらくあっという間だろう。
「次に帰ったら、少しは親孝行をしなければ・・」
いつも、だれもが、そう思う・・・。
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